スコアブックをつけよう!

だいたいスコアブックってなんなのさ?

一言で言うとスコアブックとは、「試合の記録簿」です。 試合中の色々な出来事を数値や記号を使って記録してあるものです。

スコアブックには、ボール・ストライクなどの「投球内容」、ヒット・アウトなどの「打撃内容」、盗塁などの「走塁内容」、打点・得点などの「得点内容」、代打や投手交代などの「選手情報」など試合中に起こった全てのことを記入していきます。

このスコアブックが何の役に立つのかといえば、まずは試合中に監督から「今(カウントは)1-2?」とか「今ワンアウト?」とか「○○(ピッチャー)は何球投げた?」とか聞かれたときにしどろもどろにならなくて済みます。(^^;
さらに試合後にスコアブックをよ~く見てみると自チームの特徴や課題が見えてきます。各選手の打率・打点・盗塁数などの打撃成績、防御率・自責点・失点・奪三振などの投手成績はもちろん、「A君は追い込まれると弱い」とか「B君は得点圏にランナーがいると強い」とか「C君は80球を超えると球威が落ちるようだ」などもわかります。 こういうのはスコアブックの中からデータを収集しますので、正確に記録していなければ、正しい統計は取れません。
ちなみにこのホームページにある「試合結果」のページもスコアブックの記録が元になっています。

プロ野球や高校野球を観ながら記録しても結構面白いものですよ。

スコアブックを見てみよう

では、実際にスコアブックを見てみましょう。

スコアブックはいろいろなメーカーから発売されていていろんな形があるようですが、市販のものは欄が小さく書きづらいので、鹿児島シャークスでは余分な欄を削除して、書きやすいように工夫したオリジナルのものを作成して使用しています。

選手の名前を書き込む欄はだいたいこんな風になっていると思います。

Fig1
ここには選手の名前や守備位置、背番号などの情報を書き込みます。スターティングメンバーは試合開始前にメンバー表を見て書いておきましょう。左の例は、スタメンセンターがイチロー選手でその後代打で松井選手が出場し、そのままレフトの守備についた、という感じですね。

選手名欄の右側にはイニングごとにこんなマスが並んでいます。

Fig2
ここに一球一球の内容や結果を書き込んでいきます。
左の例は、カウント2-2から一球ファウル後レフト前ヒット。
その後二番打者の時に盗塁し、三番打者の打撃で二塁から一気に生還した、って感じですね。