けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
親が他人を羨(うらや)んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる
叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる
広い心で接すれば、キレる子にはならない
誉(ほ)めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ
愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる
分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ
親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る
子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ
やさしく、思いやりを持って育てれば、子どもは、やさしい子に育つ
守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ
和気あいあいとした家庭で育てば、
子どもは、この世はいいところだと思えるようになる
(PHP文庫「子どもが育つ魔法の言葉」よりドロシー・ロー・ノルト/レイチャル・ハリス/石井千春 訳)
この詩は「子は親の鏡」という邦題がつけられていますが、実は親のみに向けられたものではないと思います。
子どもは社会が育てるものだと思っていますので、これは社会全体に向けられた詩だと自分は思います。
「子は親の鏡」ということばには、子どもがどんな風に育ったかは親の責任だ、というニュアンスがありますが、この詩はそんなことを言わんとしているのではないような気がします。
心掛けたいものです。(^_^)